ライター新田理恵/NittaRie

映画、人、お仕事について書きます。

今年見た邦画で一番好きかも

夏の終わり(ほんまに終わるんかい!という暑さだが)に公開される2本の日本映画について書きました。

 

『寝ても覚めても』は、今年、現時点で見てる日本映画で一番忘れられない。恋愛映画だし、原作も読んでるはずなんですけど、「え、どうなるの、どうなるの…」と始めから終わりまで引き込まれっぱなし。

ヒロインについて書きました。

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あと1本は、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』のリメイクです。『SUNNY』は主人公たちとばっちり同世代のはずなのですが、時代感覚を共有してない感が出ちゃった。まあ、いろんな人がいるから(笑)。

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いくつになっても可愛いシルヴィア・チャン

「キネマ旬報」最新号(2018年9月上旬号)で『妻の愛、娘の時』の監督・主演シルヴィア・チャンさんと三島有紀子監督の対談の構成・文を担当させていただきました。

 

キネマ旬報 2018年9月上旬号 No.1788

キネマ旬報 2018年9月上旬号 No.1788

 

 『検察側の罪人』御一行の表紙が目印。

 

今年65歳のシルヴィアさんですが、すごく可愛い(という言葉がぴったり)。

家族間のすれ違いに関する話では、話し合わない日本人のコミュニケーションがちょっと不思議に感じられるようだった。

 

『妻の愛、娘の時』は9月1日公開!

www.magichour.co.jp

中国時代劇で学ぶ中国の歴史 2019年版

人気の「中国時代劇で学ぶ中国の歴史」2019年版が出ています。

今年は編集もお手伝いさせていただきました。

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原稿も担当したこちら、
「月に咲く花の如く」(チャンネル銀河で放送中!)面白いです!おすすめ!

 

 

中国時代劇で学ぶ中国の歴史 2019年版 (キネマ旬報ムック)

中国時代劇で学ぶ中国の歴史 2019年版 (キネマ旬報ムック)

 

 

もう20年も前のドラマなのか!

ドラマ「青い鳥」で見たとき、その美少女っぷりに衝撃を受けた鈴木杏さん。(20年も前のドラマなのかと、此度改めて衝撃を受けたわ)

 

最新主演映画『明日にかける橋』でお話をうかがいました。ウートピにて。

 

wotopi.jp

こちらが後編。

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ひとりで遊べるって大事。

ネガティブな感想が見当たらない

上海国際映画祭で23日、24日と上映された『万引き家族』。見た人の微博の書き込みを読んでも、ほとんどネガティブな意見が見当たらない。特に取り調べ室での安藤サクラさんの演技にやられた人が続出のようです。

 

中国のレビューサイト「豆瓣」をみると、あちらでは7月公開のようです。李健がプロモーション曲を提供するとか。

 

映画祭で行われた現地記者さんとの朝食会&インタビューの記事が出ていました。中国語分かる方はどうぞ。(あるいはGoogle翻訳か何かで)

www.sohu.com

上海で『万引き家族』大注目&華誼の新作発表

本日、上海国際映画祭(6月16~25日)開幕です。残念ながら今年は行けませんでした。 

今年の注目は、23日(土)と24日(日)に上映予定の『万引き家族』。23日には是枝裕和監督と松岡茉優さんの舞台挨拶が予定されています。

このチケットが即完売で、新浪網によると発売開始後わずか数十秒の瞬殺だったとか。もちろんダフ屋が出現し、1枚120元(約2,000円)のところ、数百元~1000元(約1万7,000円)で売り出されたりしてるとニュースになっていました。

 

家族観が日本人とはかなり違う中国人ですが、今回見るのは主に上海の若い人だと思うので、日本の観客とそんなに大差ない感想が出てくるのではないかなーと推測。香港国際映画祭でも、中国からの出品作には「社会からこぼれ落ちた人」がテーマの作品が多かったので、あちらの方が『万引き家族』をどう受け止めるか、感想が出てくるのが楽しみです。

eigato.com

『万引き家族』は中国でも一般公開されるので、今回争奪戦に敗れた上海市民のみなさんには、高額チケットに飛びついたりせず、冷静に待っていただきたいものです。

で、本作を中国で配給するのが華誼兄弟(華夏電影発行、路華影業との共同)なのですが、上海映画祭開幕に先駆けて、15日に同社の2018~2019年新作発表がありました。 

香港系のポータルサイト「鳳凰網」によれば、日本がらみでは『万引き家族』の年内公開、また、滝田洋二郎監督による中国の小説「聞煙」の映画化(2019年公開予定)が発表されました。 

中国映画では、まず7月27日にツイ・ハーク監督の「狄仁杰」シリーズ最新作『狄仁杰之四大天王』(原題)、9月21日にジャ・ジャンクー監督の『江湖儿女』(原題)が公開予定。個人的には、夏公開で上海映画祭のコンペ部門にも出品されている姚晨と馬伊琍(「我的前半生」がめっちゃ良かった)共演の『找到你』(原題)が楽しみ。プロデューサーとして馮小剛(フォン・シャオガン)がクレジットされてます。2019年には、その馮小剛監督の『手機2』(待ち遠しい!)、管虎監督の戦争映画『八佰』(これも待ち遠しい!)が待機。今後の動向に注目したいと思います。

 

そうそう、管虎監督は2年前に来日された際にお話をうかがっています。

eigato.com

この時も、次は戦争映画を撮るんだと言ってましたね。

あと、余談ですが、このインタビューに出てくる「老炮儿」について、「日本だと西城秀樹さんかな」とおっしゃっていて、そのときはピンとこなかったのですが、今はなんとなく分かる気がします。

珈琲専門店シャルマンー渋谷・Bunkamuraル・シネマそば

映画を見た後はどこかでコーヒーを飲みつつ反芻するのが常ですが、どうもチェーン系カフェばかりになってしまいがち。

 

先日、渋谷の東急近くで取材があったときに編集さんと入った純喫茶がとてもいい感じだった。Bunkamuraル・シネマ後に使える。

 

珈琲専門店シャルマン。

 

キレのあるアイスコーヒーが500円。(たしか)

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そして、しっかり食事するお腹ではなかったので、軽い気持ちで注文したチーズトースト(650円)とツナトースト(600円)がこちら。(たしか。あまり価格気にしてなかった)

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すんごいボリューム。

たっぷりとろけるチーズにマヨネーズをオンするという発想はなかったわ。ツナも胡椒がきいていて、とても美味しい。

 

Bunkamuraル・シネマで映画といえば、地下のドゥ マゴ パリが落ち着いていて好きだったのですが、お気に入りが1軒増えた。

 

tabelog.com

『海を駆ける』

公開中の『海を駆ける』。

深田晃司監督にインタビューさせていただきました。

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深田監督にお話を聞くのは、一昨年の上海国際映画祭の時に続いて二度目なのですが、教えていただくことがとても多いです。前回の記事はこちら。

www.cinematoday.jp

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『海を駆ける』ロケ地のインドネシアは未踏の地。近く、行ってみたいです。

 

『29歳問題』

先週5月19日から公開されている『29歳問題』。男女、年齢問わずかなりオススメです。

 

舞台女優でもあるキーレン・パン監督(美女!)が、長年再演を続けてきた自作のお芝居の映画化。パン監督にもインタビューしました。

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仕事と私生活で余裕を無くしたヒロインが、自分は仕事に依存し、友だちに依存してる(お酒とご飯の予定が入っていれば充実したつもりになる)と気づくあたりが刺さります。

 

どんな生活も結局は自分の選択の結果。自分で自分を楽しませる術を知ることも大事ですよね。

 

 

『オー・ルーシー!』

公開中の『オー・ルーシー!』。

43歳&おひとり様の主人公がイケメン英会話教師にハグされて舞い上がり、カリフォルニアまで追っかけていってしまうお話。

「この人、イタいイタい…」と笑ってられないアラフォー&おひとり様としては、主人公を反面教師として学ばせていただいたことがいくつか。

一、ある程度の人付き合いはする。

一、新しいモノ・コトは試してみる。

一、口角は上げていこう。

 

「ウートピ」で主演の寺島しのぶさんにお話をききました。

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こちらが後編

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