ライター新田理恵/NittaRie

映画、人、お仕事について書きます。

アジア映画で忙しい2018年序盤

3カ月も更新を怠けていました。

 

2018年は始まりからアジア映画の注目作公開や映画祭が続くので、スケジュール帳と日々にらめっこです。

 

本日は『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』(原題:「妖猫伝」)公開。

キネマ旬報で陳凱歌(チェン・カイコー)監督、livedoorニュースで主演・染谷将太さんのインタビューをさせていただきました。

キネマ旬報 2018年3月上旬号 No.1772

 

news.livedoor.com

この作品、楊貴妃と玄宗の物語の定説を知った上で見たほうが楽しめると思うので、中国の歴史にあまり詳しくないのよね…という方は、さくっと検索する程度でいいので予習しておくことをオススメ。

 

こちらも現在公開中、ジョン・ウー監督の『マンハント』。

キネマ旬報で主演・福山雅治さんのインタビューと、チャン・ハンユーさんのインタビュー構成。dmenu映画で中国語を頑張ってらっしゃる桜庭ななみさんにインタビュー。

キネマ旬報 2018年2月上旬号 No.1770

movie.smt.docomo.ne.jp

 

『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化だと思って見ると驚きますが、ジョン・ウーのセルフパロディだと思うと楽しいです。

さらに、こちらも公開中。『長江 愛の詩(うた)』(原題:「長江圖」)の楊超(ヤン・チャオ)監督にインタビュー。

eigato.com

これね、たぶん1回だけ見ても分からないんですよ。何度か見ると、その度に気づくことがあり、味わいが増すのでおかわりされることをオススメ。

リー・ピンビンによる映像が美しいので、よくわからないながらも(失礼)目の前に広がる映像に感覚をゆだねてみると気持ちいいと思います。映画館(できれば4K上映館で)でみるべき作品です。

 

ここまでは映画のお仕事でしたが、さかのぼって年末年始はお金について考えていました。

現在販売中の「プレジデントウーマン」3月号はお金の特集。

会社員・Wワークの方も必見の確定申告ガイド、資産1000万円超え女性たちの貯金ストーリーを取材・執筆させていただいた。

PRESIDENT WOMAN(プレジデント ウーマン)2018年3月号(お金に愛される10の習慣)

貯められる人のお話を聞いて思ったのは、「あ、使わないんだな」という当たり前と言えば当たり前のこと。先取り貯金をして、余計なものには使わない(しかしこの「余計なもの」が大好きだったりする自分にはなかなか難しい…)。

あ、確定申告はもう済ませました。

TOKYO FILMeXで『相愛相親』を

昨日(1119日)から始まったTOKYO FILMeXのオープニング作品『相愛相親』を見る。

f:id:nittarie:20171119083248j:plain

 

『相愛相親』 | 第18回「東京フィルメックス」

youtu.be

 

シルヴィア・チャン演じる主人公の心境を本当に理解するには人生経験がまだまだ足りませんが、

自分にとって何が大事なのか、

何が好きだったのか、

何が幸せなのか、

いくつになっても問い直す時間を持つことって必要なんだなと考えさせてもらいました。

 

Q&Aでも監督おっしゃってましたが、

中国の二級都市の変化の大きさ、

常に移動を続ける中国の人たち、

そんな社会の一面をしっかり盛り込みつつ、笑わせて、泣かせて、いろんな世代の人の心にリーチする作品をつくるシルヴィア・チャン監督、改めてうまい(上手い)なーと思う。

 

うまい(旨い)と言えば、主人公の夫を演じた田壮壮。

ほんっと、いい味わい。

「鰹だし」というより、私の好きな「昆布だし」っぽいさりげない旨味がありました。

 

今年のFILMeXは序盤しか通えないので、プレスではなく完全お客さんで。初めてかも。

「旅先で読書三昧」を叶えたい(時々仕事も)

今とても売れているという、西野亮廣さんのこの本を読みました。

www.amazon.co.jp

 

2000年代は07年まで北京にいたので、私はこの時期のお笑いブームを知りません。日本に戻ってきてからもテレビはお気に入りのドラマと朝のニュースぐらいしか観ないので、西野さんは芸人さんというより本をめっちゃ売ってる人という印象のほうがもともと強いのですが、「考える」ということができれば、何でも仕事になるし、仕事って楽しいんだと思いました。

 

働きかた、お金の稼ぎかた、ほかにもいろんなことに関して「こうあるべき」に縛られている人が多すぎる。

 

フリーでライターとかいう不安定な仕事をしている私に、ときどき「そろそろ就職したら?」とか(まだモラトリアム期だと思われているのかしら…)、「好きなだけでは食っていけないよ~」とか忠告してくださる方がいるのですが、自分の場合は好きじゃないと続けられません。今は、仕事に関してはホント、ストレスフリーだから幸せだと思っています。

 

欲を言えばもっと旅に出たいので、そのあたりの両立が可能な働き方の実現が短期的な目標でしょうか。旅先で1日の半分は原稿を書いて、半分は読書して過ごすとか最高…。

歯と髪は大切に

予防歯科について聞いた、株式会社オーラルケアの歯科衛生士さんのインタビュー。

先週からウートピさんで掲載されています。週1更新、全4回。

 

wotopi.jp

 

これからの人生、楽しく働いて、有意義にお金を使うための一番効率的な節約法って、予防医学の意識を高めることだと思っています。

 

歯と髪はなくなったら終わりなので、ケアにかけるお金はケチっちゃいけない。

中国映画、8割は赤字?

少し前になりますが、中国の中央人民広播電台のサイトに

「中国映画の8割は赤字」という記事が出ていました。

 

今年上半期の興行収入(チケット販売サイトの手数料除く)は

前年同期比3%増の253億5,300万元(約4,200億円)。

外国映画41本に対して中国映画は194本公開されましたが、

興収に占める割合はわずか38.5%だったのこと。

 

最近の中国映画業界は、さすがにちょっと前ほど闇雲にお金はかけなくはなったようですが、それでも、数百万元はかかるわけで。

300万元以下に製作・宣伝コストを抑えない限り(劇場公開映画では非常に厳しい)、興収1,000万元(約1億6,600万円)を最低確保しないとペイできないといいます。

上半期、興収1,000万円を超えた中国映画は51本(1億元超えは15本)。でも、スターのギャラだの、宣伝費だのを考えると、手堅く見積もって公開作の8割以上が赤字だろうという話です。

 

製作費を明らかにしていない作品も多いので、推測混じりの記事ではありますが、

上半期の中国映画興収トップ5《功夫瑜伽》、《西游伏妖篇》、《乘风破浪》、《大闹天竺》、《熊出没4》はまず黒字として、あと『容疑者Xの献身』の中国リメイク版や、

低予算映画で健闘した《冈仁波齐》(日本公開タイトルは『ラサへの歩き方 祈りの2400㎞』)などは黒字なんじゃないかとのこと。

 

いずれにせよ、日本で報じられているほど景気は「イケイケ」ではないようです。

f:id:nittarie:20170720170035j:plain

(写真は記事と関係ないけど、素敵な上海・大光明電影院。
上海国際映画祭の開幕日のもの)