ライター新田理恵/NittaRie

映画、人、お仕事について書きます。

『牯嶺街少年殺人事件』

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』

いま必見の映画です。

テレビ画面とかPCで観る映画じゃないので、

ブルーレイ出ないかなーとか言っている方は

もうこの三連休に映画館へ走っていただきたい!

 

撮影当時は14歳。主演の張震(チャン・チェン)氏に

インタビューしました。

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(正確には本作の前にもちょこっと映画には出ているようですが、

ちゃんとお芝居したのはこれが初ということで)

密かに、いつか取材したいと思っていた俳優さんが

この張震とディカプリオさん。

 

張震→『牯嶺街』を学生時代に観ていなければ今この仕事をしていないから

ディカプリオさん→映画デビュー前から応援してたから

 

という、なんかもうただの「意地」みたいな願望なんですけれども。

あとディカプリオさんに取材できたら

もう思い残すことはないかも?!

 

 

素敵な女性

今年に入ってから素敵な女性の取材が続きました。

 

スカート専門という発想が新鮮。

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とてもいい映画です。

留学から戻って感じた「世間体」重視への居心地悪さに共感。

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来週もう1本アップされる柊りおんさんのインタビュー(全4回)。

毎回目から鱗のお話をしていただいています。

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取材しながらちょっとうるうるきてしまった、

田中美佐子さんインタビュー。前編もあります。

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シティリビング2月24日号

私も死ぬまで働きたい!

96歳現役美容部員の浜田ミヨさん。

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現在発売中の「プレジデントウーマン」4月号

「一瞬で通る!面白い資料のつくり方」特集で、

Microsoft MVP(パワーポイント部門)受賞者の

山橋美穂さんに取材させていただきました。

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ライターの仕事でパワポを使うことってあんまりないけど、

今後企画書などを作る機会があれば参考にしたいです。

 

 

キネマ旬報

発売中のキネマ旬報「映画業界決算特別号」、

「世界のヒットランキング&映画界事情」のコーナーで中国について書いています。

この号は資料価値が高くて、読者としても毎年楽しみ。

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取り上げた2016年興収トップ25には入っていませんが、

個人的に昨年の中国公開作のお気に入りは、

大阪アジアン映画祭でも上映されている『七月と安生』です。

一見、「最近多い“あの頃”系の青春映画でしょ?」と

思われるかもしれませんが全然違う。

女の親友同士の複雑な関係とか、非常に見応えがあります。

一般公開してほしいな~

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今年のお仕事1本目

2016年後半に話題をさらったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」。

同作で家事監修を務められた家事代行サービス大手・ベアーズ 高橋ゆき副社長のインタビューが、

「ウートピ」さんにアップされました。

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時々、

「誰か洗濯しに来てくれないかな」とか

「掃除してくれないかな」とか

「ご飯作っといてくれないかな」とか思いますが

(時々どころではないかも)、

だったら家事代行をお願いできるくらい

「まず稼ぎな」

というお話ですね…。今年も(は?)頑張って働きます。

 

 

もっと濃くしたい

引っ越しや映画祭などなどで、

すっかり更新が滞りました。

10月後半からのいくつかのお仕事の宣伝を。

 

○「プレジデントウーマン」最新号(2016年12月号)

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「心を整える魔法の心理学」特集の実践編コーナーで、

マインドフルネス

アンガーマネジメント

ジェラシーマネジメント

のページを担当させていただきました。

もう、仕事を忘れて「コレは取り入れたい!」と

ふむふむしてしまいました。

 

常にいろんな仕事を同時進行で進めているので、

“色々やってるつもり”

になってしまいがちなのですが、

「気づけば頭に何にも残ってない」

「あの濃ゆい(はずだった)時間は何だったのか・・・」

と思うことがしばしば。

マルチタスクは考えものだな、と取材を通して痛感。

もっと

ひとつひとつ、取り組み方を深く濃くしていきたいものです。

 

○現在公開中、

量産される少女漫画原作の映画の中でも一味違う、

『溺れるナイフ』出演者インタビュー2本。

news.livedoor.com

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すごくいい上昇気流にのっているのが

お話の様子からもなんとなく感じ取れた小松菜奈さん、

実は同じ高校に通っていたことで勝手に親近感MAXの志磨遼平さん、

ともに今やすっかりファンです。

 

そしてそして

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『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』

公開にかこつけて、

コリン・ファースの素晴らしさを叫んでみました

 

『台湾エンタメパラダイス vol.16』

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本日発売の『台湾エンタメパラダイス vol.16』。

 

『雨にゆれる女』が来月公開になる半野喜弘監督にインタビューさせていただきました。

 

中華圏映画ファンには

ホウ・シャオシェン監督の『フラワーズ・オブ・シャンハイ』や

ジャ・ジャンク—監督の『プラットホーム』『山河ノスタルジア』等の

劇伴を手がけられたミュージシャンとしての顔のほうがお馴染みでしょう。

 

ホウ監督&ジャ監督の現場裏話をたっぷりうかがいました。

興味しかないお話で、すっかり仕事を忘れた取材に・・・。

 

キラッキラしたディーン・フジオカ氏の表紙が目印です。

台湾エンタメパラダイスvol.16 (キネマ旬報ムック)

 

 

『永い言い訳』

今週14日(金)公開の『永い言い訳』。

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(c)2016「永い言い訳」製作委員会

本木雅弘さん演じる主人公の「ダメな子」っぷりが、

映画を観ている間チクチク刺さってしかたなかった作品。

その理由は、こちらに書いた本作の西川美和監督の

インタビュー記事を読んでいただけるとお分かりいただけるかなと思う。

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自分も好きなことばかりやってきて、気づけば四十手前。

別に後悔はないけれども、

「そろそろ自分のためだけに生きるのってシンドイよね」

と思い始めた時に、この映画を観たのですよ。

 

かといって、私の場合、

それは「子どもが欲しい」には繋がらないんですけど。

それが仕事なのか、組織なのか、人によって違うかもしれませんが、

何かしらを育てて繋いでいきたいと思うように

人ってなってるんだなと近ごろ思います。

 

たまご様

もうじき映画祭シーズン到来!と思うとちょっとテンションがあがります。

 

その前に。

8月末にひとつ年をとりまして。

代謝の衰えをとみに実感するようになってきたので、9月はちょっと食生活を見直してみました。

 

そのきっかけになった取材の露出がこちら↓

■シティリビング

連載「スムース仕事術」

脳科学コメンテーター・黒川伊保子さんインタビュー

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『「ぐずぐず脳」をきっぱり治す!』の著者に脳に良い生活習慣を聞きました。 

「ぐずぐず脳」をきっぱり治す!  人生を変える7日間プログラム

糖質取り過ぎで体とか頭の中とか、いろいろタルんできてる自覚があったので、タンパク質置き換え&脳と体の老け防止のために「卵食べなきゃ」と思ったお仕事。

電子ブックでどなたでも読めます。

「シティリビング東京版2016年9月23日号」

book.living.jp

この取材以来、毎日最低2コ、最低2コは卵を食べ、おやつに肉やチーズや豆腐製品をつまむ「どこのアスリートだ」という生活をしています。いつ飽きるかな。

エネルギー、多めに燃やしていきたいものです。

 

ついでに、このほか、9月で印象深かったお仕事を。

■livedoorニュース

『闇金ウシジマくん Part3/ザ・ファイナル』

山田孝之さんインタビュー

news.livedoor.com

『闇金ウシジマくん』は、社会科系の授業か何かで、少年少女に積極的に観せていいんじゃないかと。(違法行為にはちゃんとテロップで注意書きが入るし)

「あぶく銭は身につかない」ということがよく分かりますから。

 

とりあえずこれが見たい 東京国際映画祭ラインナップ

本日、第29回東京国際映画祭(1025日~113日)のラインナップが発表されました。 

「本当に華やかさに欠ける」 

という印象ではありますが、いくつか気になった作品も。とりあえず中華圏から。

 

【コンペティション部門】

中国映画『ミスター・ノー・プロブレム』(原題:不成問題的問題)

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(c)Youth Film Studio

ロウ・イエ監督『スプリング・フィーバー』『天安門、恋人たち』などの脚本家・梅峰の監督作です。

 

『スプリング・フィーバー』の脚本

・・・というところで、個人的にはちょっと合わないかもと不安なんですが。 

でも、『スプリング・~』でカンヌの脚本賞をとってるんですよね。

 

香港映画『シェッド・スキン・パパ』f:id:nittarie:20160926181402j:plain

(c) Magilm Pictures Co., Ltd. Dadi Century (Beijing) Co., Ltd. All Rights Reserved

ルイス・クー、フランシス・ン共演監督は司徒慧焯(Roy Szeto)

ルイス・クーは115日から『小さな園の大きな奇跡』も公開されるので、いいタイミングだから来てくれないかなぁ。

 

 

【アジアの未来部門

中国映画『底辺から走り出せ』(原題:走出塵埃)

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主演の秦勇はロックバンド・黒豹楽隊の元ボーカル。この映画で、今年の上海国際映画祭「アジア新人賞」部門の最優秀男優賞を受賞しています。

上海で見逃したので、ちょっと楽しみ。

 

【ワールド・フォーカス部門

シンガポール映画『見習い』(原題:Apprentice

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ブー・ジュンフォン監督作

プロデューサーにはエリック・クーとパン・ホーチョンの名前が。

 

しかし、なんといっても今年はこれです。

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』[デジタル・リマスター版]

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(c)1991 Kailidoscope

待ちわびてる。

勉強になります

「楽してお金は稼げない」

 

…と、毎度勉強になるので、何気に楽しみにしてきた「闇金ウシジマくん」シリーズ。

youtu.be

 

 

 

やっぱり地道にコツコツ、です。

そもそも、地道にコツコツ働ける仕事があるだけでも有り難い。

と、感謝しつつ、原稿書きに戻ります。

 

シリーズフィナーレになる『闇金ウシジマくんPart3/ザ・ファイナル』に出演している「でんぱ組.inc」の最上もがさんにインタビューしました。

news.livedoor.com

 

 

 

中国の映画市場の拡大は、イケメン目当ての若い女子がカギを握るらしい。

少し前になりますが、中国の大手ポータルサイト「捜狐」に、今年中国で夏休みシーズン(7〜8月)に公開された作品の統計分析が出ていました。 

日本人(中華エンタメファンを除く)も観て楽しめる中国映画が最近なかなか無いの、よく分かる内容だったので、ざっとメモ。

中国映画の公開時期を稼ぎ時にあわせる「優遇措置」のせいかもしれませんが、期間中の興収上位5作品はすべて中国映画か中国・香港合作映画です(ジャッキー・チェン主演の「絶地逃亡」には米国資本も入ってる)。

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トップ5(数字は公開日からの累計 1元=15円)

1位:「盗墓筆記」9.87億元(約148億円)

2位:「絶地逃亡」8.89億元(約51億円)

3位:「寒戦2」6.78億元(約102億円)

4位:「使徒行者」5.79億元(約87億円) 

5位:「大魚海棠」5.65億元(約85億円)

 

2ヵ月間の興収合計は、前年同期比6%減の約86億元(1290億円)。

急成長してきた中国の映画市場ですが、若干減速し始めたのでしょうか。

 

夏休みシーズン、比較的人気の高かった31作品を対象に観客層を分析した結果、いくつかの特徴が…

★25歳以下が52%を占める。

世代別の映画のチョイスは…

25 歳以下:青春映画、ラブストーリー

26〜30歳:サスペンスやアクション、ハリウッド大作、ファンタジー

30歳以上:ファミリー向け映画やアニメ(子連れで観ることが多いため)

 

★63%が女性

青春映画とラブストーリー(※)の観客は7割以上が女性→目的は「小鮮肉」(若い俳優)

ちなみに、EXO・チャニョルが主演する中韓合作のラブストーリー「所以…和黒粉結婚了」は観客の8割以上が女性だったとか。

(※上記のトップ5には入っていませんが、それ以下に細々と入っている)

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日本以上に市場が内向きな感じです(別にそれが悪いとは言いません)。